公開: 2019年9月7日
更新: 2019年9月xx日
ドイツ人リヒャルト・ゾルゲを中心とした、ソ連のスパイグループによる日本国内での情報収集活動が判明し、スパイと日本人協力者であった尾崎秀実らが、日本の特別高等警察によって1941年10月に検挙された事件です。尾崎は、朝日新聞社の記者として近衛文麿首相のブレーンとして内閣嘱託を務めていました。共産主義者であることを家族にも隠して生きていたそうです。近衛首相のブレーンであったことから、日中戦争にも関わっており、日本軍の軍事的な秘密も知っていました。この尾崎から得た情報を、ゾルゲらは、ソ連に流していたとされています。ゾルゲも尾崎も死刑になりました。